シャカリキおでん俱楽部

くだらないヒトがくだらないコトを吐き出す為に設けられたブログです。

ワンピースを無理やりトリコと比較する-シーズン1-

---世界中の腕自慢を集めて反政府運動をしている輩がいる---

 

そんなタレコミが入った.

 

前日にたらふくハイボールを胃の中に流し込み,五臓六腑を労基法違反スレスレまで働かせ,二度と酒なんて飲むものかと固く心に誓ったむくみで顔がパンパンのへべれけ刑事ことワタシが黙っているはずもない.

 

自己紹介をしている場合ではない.

なんとその男相手が国家公務員であろうと問答無用で手を上げる暴君なのだという.

信じられない.なんて常識知らずなのであろうか.

それだけではない.なんと動物に労働を強いているらしい.動物愛護団体が黙っちゃいない.

調査によると,脱税疑惑も浮上している.

また,住所不定であり,盗みによって生計を立てているらしい.

 

その男の名は

 

モンキー・D・ルフィ

 

 

 

 

というわけで,齢二十にしてNetflixのワンピースを見る決心がついたので見てみようと思います.

今回はとりあえずシーズン1イーストブルー編です.

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どうやらシーズン1ではチョッパーは出てこないらしい.言うなよ.

 

この記事の執筆開始時点では830話くらいあるけど頑張るしかないわよね.

 

私自身ワンピースを全く知らないわけではないが,20年生きていてうっすら入ってくる情報を持っている程度である.

 

ゴムで,海賊で,船乗ってて,兄貴お陀仏で,クソお世話になってて,背中に傷無くて,生ぎだぐで,次は3段を買えばよくて,ヨホホホの奴だろう.

 

 

なめるなそれくらい知っとるわ.ドンッ!

 

 

しかし,ただ感想を綴るだけでは芸がないので,トリコとの対応関係を考えながら本記事を執筆する.

「なぜトリコなのか?」

別に理由はない.私が今まできちんと読んだ漫画が「トリコ」と「ハンターハンター」くらいだからである.

その中でかつては日曜の朝を飾った「トリコ」「ワンピース」を対比するだけである. 

※本記事では「ワンピース」「トリコ」共に,尋常ではないネタバレをします.特にトリコに関しては連載順序そっちのけでガツガツネタバレしていきます.(トリコだけに)

あと,トリコ,ココ,サニー,ゼブラ,小松くらいは知ってる前提で進むからな

 

1話を見た.すべてはシャンクスから始まる.腕がなくなるアレである.

一方トリコの始まりはなんとウーメン梅田である.そう,終盤でIGOの幹部を勝手にボコボコにしてNEOに寝返ったあのウーメン梅田である.小松の上司.

※IGOとは国連のような組織.

※NEOとは世界中の腕利きをヘッドハンティングして組織された第三勢力.

 

物語序盤で小松に「はっきり言ってお前の飯は迫力に欠ける」と言い放ち,クソでかいワニを捕まえろと命令し,トリコに捕獲依頼を出すのである.※出発直前にトリコは10㎏の糞をするし,友達の卸売業者は脱糞による体重の変化に気づく.

 

 

ワンピースを見進めていくとどんどん仲間を増やしていくが,トリコは基本的に小松とタッグで冒険することがほとんどなので,仲間集めというステップが無い.そのため,ゾロやウソップに対応する存在も居ない.

しいて言うならサンジのポジションに小松が来るであろうか.

しかし,小松はサンジのように格好良く戦うことは無い.基本的にトリコによって安全圏へ避難させられる.ただ,トリコ不在時には自身の包丁でモンスターを威嚇する時もある.

小松の包丁はデロウスとかいうクソデカつよつよドラゴンのカチカチの牙から作られているので敵はめちゃくちゃビビる.しかし,デロウスの戦闘スタイルは口からビームを撃つ感じなので,牙の有用性は不明である.

ちなみにトリコにウソップのような狙撃手は現れない.そもそも投擲技が少ない.

ただ、ココがモウルドスピアとかいう爆速の毒槍をぶん投げることは稀にある.毒タイプの照英と見て差し支えない.

また,ゾロのような剣士という剣士も現れない.しっかり刀を使うのは愚衛門とかいう結構強い耄碌ジジイくらいである.

トリコ自身が手刀をナイフと言い張るか,料理人が自身の包丁を振り回す程度である.衛生観念がバグっている.

また,メルクとかいう馬鹿でかいジジイが作った馬鹿でかい包丁も出てくる.

これは空気の密度がエグく,激ヤバ空気抵抗のせいでまともに料理出来ねえという問題を解決するために"空気を切るため"に作られたものである.関西弁の天狗が小松の横で振り回す.

 

 

そもそも,ルフィとトリコが全然別物である.

ルフィはゴム人間としてバリエーション豊かな技を駆使して戦う.もはや作中で非人間として扱われる場面も少なくない.一方トリコはただのムキムキマッチョである.なので,トリコの攻撃は手刀か刺突か殴打の3パターンである.

「投擲技が少ない」と前述したが、トリコの手刀と刺突は飛ぶ.なら,殴打は飛ばないのかと言われれば一応飛ぶ.ただ、鬼クソフルパワーパンチをサニーに打ち込み,そのエネルギーをサニーが跳ね返すという形式によって爆裂エネルギー弾を飛ばす.意味がわからない.それはそれはえげつねぇ反動蹴速迅砲である.肖俊光もビックリ.

技とは別に「トリコ」の世界にはジョジョにおけるスタンド的な役割の体内に潜む悪魔的なサムシングが存在し,基本的に人1人に対して1体であるがなぜかトリコには3体宿っている.

そもそも,トリコには限界突破的な段階が複数存在する.

シンプルに戦って敵わない場合や,怒りや興奮などで我を忘れた場合に「赤鬼」という化身が顕現する.その「赤鬼」が敵わないと判断すると,「青鬼」が顕現する.その「青鬼」でもダメそうであれば,「白鬼」という最後の方まであんまり語られなかった出処不明の化け物がでる.

これらのバトンタッチがトリコの体内で行われる.全員マッチョの「インサイド・ヘッド」である.

特に「青鬼」「白鬼」はハチャメチャに強いので,物語の後半の方でしか出てこない.

どのくらい強いのかと言うと「青鬼」は東京ドームくらいデカい馬を急に殴るし,「白鬼」は鬼ドーピングした尾上松也に似ている.

ちなみに,「赤鬼」「青鬼」は腰に布を巻き,肉体をさらけ出した勇ましい格好をしているが,「白鬼」は何故かピチピチの短パンを履いている.

 

 

鬼ドーピング尾上ピチピチ短パン松也

 

 

さらに言うと,「白鬼」の背中には小さめの羽が生えている.森永の案件を受けた尾上松也と見て差し支えない.

 

 

鬼ドーピング尾上ピチピチ森永短パン松也

 

 

さて,ウソップは海賊の父に憧れ,ゾロは打倒剣豪ミホーク,ナミは海図を書くため,サンジは伝説の海「オールブルー」を求めてルフィの仲間になった.

各キャラクターにそれぞれの夢があり,野望がある.

一方「トリコ」の世界では全員が共通の目標がある.

美食屋は「フルコース」を作るため.

美食會は伝説の食材「GOD」を手に入れるため.

※美食屋とは美味い飯の為なら手段を選ばず動物をボコボコにする職種である.

※フルコースとは俺だけの飯ベストアルバムのことである.

※美食會とは美味い飯の為なら手段を選ばず美食屋をボコボコにする集団である.

※GODとはトンデモウマウマ食材.「ワンピース」におけるワンピース.

 

一言で言えば「美味い飯を食うため」なのである.

あまりにも欲求に実直.

それもそのはずこの世界は食だけが正義のグルメ時代なのだから

三大欲求のうち食欲のみが大幅なストレージを取るのである.

そういえば,「トリコ」の世界では性欲とかはあまり描かれない.ワンピースでは貧乳を知らんのかというくらい巨乳のキャラクターが,乳そっちのけで群雄割拠しているが,「トリコ」にはそもそも女性キャラが少ない.当然同人誌もほとんど刊行されない.

「おっ.かわいーじゃん」と感じる主要キャラはせいぜいリンというIGO職員くらいであろう.しかしこのリン.トリコに対する一途な想いに歯止めが効かず,トリコと同じ傷跡を顔に刻むという少々イタい少女である.また,サニーの実の妹である.

このリンと後に結婚するのだから,トリコもトリコでイカれマッチョボーイである.

あ,馬鹿でかいジジイ「メルク」の娘「メルク」もメチャカワですね.(諸事情で父娘同じ名前)

 

さて,序盤でぶっ飛ばされたバギーがちっちゃくなって帰ってきた.

ワンピースにおいてバギーはどうやらネタキャラらしい.

おそらくシャンクスと張れるくらい強いのだろうが,どうにもこうにもうまくいっていない様子である.

当然バギーのような噛ませ犬的なネタキャラは「トリコ」にも存在する.

みなさんご存じ「ゾンゲ」である.

このゾンゲ,ケツアゴの汚いR-指定のような見た目をしており,美食屋にしてはめちゃめちゃ弱いのであるが,なぜかトリコが赴くような危険地帯に度々顔を出し,なんやかんやで生き残っているある意味作中最強キャラではある.

弱いのに口上だけは一丁前で,従順な手下が二人いる.美食屋という危険な職業に就いているにも関わらず,そのフルコースはゴミ雑魚で,危険なことが大の苦手である.

しかし,自身を最強の美食屋と自負している.

非常に良い人生を歩んでいると思います.クレジットカードの審査落ちそうだけど.

 

一応ステッカー化もされている(いらない)

 

 

ワンピースシーズン1「イーストブルー編」の終盤では"カマカマの実"の能力者「エリック」が出てきたが,調べてみるとこれはアニメオリジナルキャラらしい.

 

当然「トリコ」にもアニオリキャラは存在する.

それがグルメリポーター「ティナ」である.

このティナは主にアニメのCパート(ED後のアニメパート)に登場する.

ちなみに漫画原作ではグルメ神社に参拝する回で1コマだけ登場している.

また,このあたりでしか登場しない「パーポー」とかいうグルメ神官ですらステッカー化されているのでステッカー化のハードルはかなり低いと思われる.

 

アルビダが可愛くなって帰ってきたし,センネンリュウっていうドラゴンとなんやかんやあったしでとにかくグランドラインに突入した.

どうやらグランドラインとは人類が生きて帰ることのできない場所という認識のようだ.

いわゆるハンターハンターでいう暗黒大陸的なことだろう.

 

もちろん「トリコ」にもそういった世界は存在する.それが「グルメ界」である.

グルメ界は人間界の"外側"に位置している.人間界をグルメ界が囲っていると言っても良い.そのグルメ界にはエグい程強いモンスターがうじゃうじゃいて,人間が侵入したら最後ボッコボコにされておしまいという場所である.

トリコは一度このグルメ界に挑戦して挫折している.ルフィのように「おっしゃとりあえず行ってみっか」マインドでは成功しないのである.

人間界とグルメ界はドでかい渓谷で分断されており,グルメ界に入るにはその渓谷を超えるしかないのだが,トリコはその渓谷に下りる途中に鬼デカ竜の空気砲みたいな攻撃で岸壁にたたきつけられ,そのまま落下し,デカい虎とゴリラの喧嘩に巻き込まれ,命からがら逃げだせたかと思えば目から血を流し,滝に打たれ,大量の鳥獣にボコボコにされているところを次郎とかいうメチャ強のアル中ジジイに助けられている.

 

その後,小松を連れて二人でグルメ界に乗り込み、なんとか上手いことやる.一方その頃人間界では人類で1番強えジジイと2番目に強えジジイの大喧嘩のせいで生の食材がほとんど消滅し,国民は政府によるサプリメントの配給のみで栄養を得る生活を強いられている.読者はいきなり生々しい世界観にぶち込まれるので無茶苦茶戸惑う.ちなみにトリコ&小松はあの激ヤバグルメ界から帰り,そこで入手した生の食材を分け与える.

 

 

 

そんなこんなでワンピースシーズン1を見ました.おもしろ〜い.

ワンピースはなんだか平均的な盛り上がり度が高いような気がする.ずっと面白い.週刊少年ジャンプの覇権を握っている実力は伊達ではない.

あ,ちなみに豆知識ですが,20歳になって周りに

「今ワンピース最初から見てるんだよね」

と伝えると

「エース!チョージョーセンソー!」「ソイツコウハンデマタデテクルヨ!」「イマノワノクニ,ダイブアツイ!」

などの意味のわからない返答が必ずと言っていいほど返ってきます.

 

 

 

気が向けばシーズン2以降もブログにします.

それでは皆さん良いパイレーツライフを.

ヨホホホ〜